2008年07月30日

ジェンダラスシンポジウム

ジェンダラスシンポジウムについてなかなか書けなかった。
でも書いてみようと思う、忘れないために。私が学んだこと、私の体のリアクション。
『鍵括弧』内はシンポジウムで拾ったワードやフレーズやセンテンス。
矢印の後ろは会場で話されていたこと+私の思ったこと。



第一部:学生のパネリストの皆さん

『セクハラがあるはずがない、という前提がキャンパスにはある。』
→たしかに、「あの先生はいい人だから」という理由で一次資料を見ずしてセクハラのあるないを決める現実がアカデミアの世界なのにある。ソースも確かめずに権威を信用するという姿勢は大学生としてよくないと思う。そしてこれには以下のイメージが絡む。

『教授をたぶらかす女学生』
→なぜセクハラという言葉を聴いただけで上記のイメージが湧くのか。昔はセクハラと言うとコピー機を使う女性会社員のお尻を撫でるエロ男性上司イメージだったのに、いつの間にか、モニカルインスキーが着せられている「したたか女」のイメージが刷り込まれていやしないだろうか。声を上げる被害者の声も聞かずしてセクハラをステレオタイプする用意がキャンパスにはできているのかもしれない。

『しかし被害者にモラルを着せる、純潔を押し付けるという現実もある』
→米兵によるレイプ事件でもそうだけど、被害者が少女や処女やいいとこのお嬢さんだったら「純粋無垢」あるいは「いたいけな少女が」という言葉で飾ってシンボル化する、本来、レイプやセクハラの被害にあった女性が売春をしていようが中年であろうが目を向けるべくはその犯罪や被害者の声そのものなのに、被害者を美化しシンボル化することによって話をナショナリズム的な何かに摩り替えている。このことは洪ユン伸さんの論文にも書いてあった。

『被害者だけがセクハラを定義する権利がある』
→という声に対して間をおくことなく投げかけられる「被害者になりすまして男性を貶めようとしたらどうする?」という質問がある、それは被害者が声を上げにくい現実をまったく無視する暴力的なもの。家族や人間関係、メディア、警察、裁判のそのプロセスを全部すっ飛ばして加害者を守ろうという意識から生まれるものではないか。

『被害者主義の物の見方は加害者のためのものでもある』
→セクハラを自覚していない加害者も多く、何がセクハラなのかという定義がない以上、アウトと思ったときにそれをシェアできる環境作りを双方が働きかけて作れるようなのが理想的かもしれない。

『加害者意識のない権力を持った加害者、
言えない、言いたくない被害者、
無視を決め込み自己防衛をする第三者。』

→これが今の日本の大学の現実に一番近い状況だろう。

『完全な教授、不完全な学生』
→うまく語りきれないことを口ごもるのが学生で、様々な事象をうまく言えるのが教授ということはないか、不完全からの脱却と「完全なもろさと不完全な強さ」を模索するのがいい、だから発言していくことにパワーを宿らせる。


『キャンパスのことであってもメディアを通してしかしることができない。』
→法の言語、あるいはメディアの言語という男性的な視点で手に入れた言語を通してしか事件のことに触れることができない、限られた情報からジャッジを迫られてはいないか。


『蜘蛛の巣のようなネットワークを』
→「私は被害にあった」という学生に対し、権力側に立ち「考えすぎじゃない」というか、自己防衛をして「信じられない」といい場をやり過ごすか、あるいは「最悪じゃん」と言って手をとるか、どのようなつながりを作っていけばいいか。

『なぜそもそもセクハラをマスコミや裁判に訴えないといけないのか』 →答えは、加害者との間の対話に可能性がないから。本人や大学に直接訴えても改善されないから。しかし法が必ずしも被害者を守るとは限らない。きっかけになった事件も「男女関係があった」といいセクハラを認めなかった。裁判のその判断は「男女関係があるならセクハラも仕方ない」と読める。DV法がある国の判決とは思えない。



第二部:教員+社会人パネリストの皆さん

仲田さん
『裁判で法のルールの下で戦うあるいは語らう意外に方法はないのか。』
→被害を訴えて女性化される被害者がシンボル化されるのは、被害者の声が通っていないからではないか、裁判以外の場所でも語られるべきだということ。被害者に対する誤解を避けたい。

新城さん
『自分自身に対するセクハラ、暴力』
→「思わずやってしまったと」語る男性課長補佐(54)が男性部下(22)の長髪に火をつけたという事件に現れるように、男性性は他の男性に支持されないと確立できない、すなわち加害者にとって長髪の部下は男性性を脅かす存在であり、男らしさを女性的なものを排除することで獲得しようとしたのではないか。それは、男性性が欲する女こどもを支配したい欲求が叶わぬことから引き起こる家庭内暴力や、女性性と関係の深い拒食症や、不安定な自己の性をとりとめるためにゲイの少年が自分自身に対して発動するリストカットとつながる。

『男性原理で構成されるキャンパス』
→確かに教授会も事務も男ばかりそもそもヘルシーじゃない。さまざまな権威がはずされてまともになっていく社会においても、「教授」という仕事にだけは権威を与え続けている現実がある。

安部さん
『合意とは、権力からの押し付け以外の何物でもない。』
→「だって君だって合意したじゃないか」というのは日米安保と同じ構図。「これは強制じゃないからね」ということを確認しないといけない権力者が取るポーズ。「嫌だ」「合意してない」という声は「未来の自分を取り戻すための声」。呼びかけられている社会はしっかり受け止めて返していかないといけない。可能な限り被害者の立場に寄り添いたいという姿勢。

『私は声を上げられない。というのはすでに抗議の声。』
→しかし、声を上げられないという被害者に寄り添う第三者や支援者が被害者をかわいそうだと見ることで「声を上げさせない」社会を作っていないか。声を聞かない社会に問題があるとすれば、では、どう寄り添うか。「私も戦っています、共に」という立場。被害者という言葉が持つ「弱者」「欠陥」「可哀想」という位置づけを転換し「政治的社会的声が上げられる豊かな権利を持つ自分」「私は抵抗しているものですということを社会に示す大きなチャンス」という風に表現できやしないか。

井上さん
『正義の要求が矮小化される社会で生きること』
→キャンパスにおいて「セクハラはだめ」ということを規律化させ「ポリティカリーコレクトでないからやらない」あるいは「セクハラをしないほうがエクセレントだから」と言い、中身が伴わぬ空虚なルールを作っても意味がないのではないか。

『サービス消費社会化するキャンパス』
→エクセレントを求めて教員評価制度などでセクハラフリーキャンパスを作らせる雰囲気がある、そのとき学生は資本主義経済のお客様に成り下がる。



会場からの声:
『私が介入していいのか、どこまで介入できるのかという問題がある』
→一緒に怒るチャンスさえ奪われるという事態は確かにある、それは被害者のプライベートに介入してしまうというものとはまた別の社会的差別だといえるかもしれない。あるいは当事者主義的領域かもしれない。しかし当事者とはいったい誰か、セクハラを知った被害者や加害者ではない「私」は当事者じゃないのか、ということも考えなければならない。






これは、一部、二部が独立して別々にやっていたら全然違うものになっていただろうと思う。学生と教員+社会人、双方が手をとり議論を重ね共に開いたからこそ意義深いシンポジウムになったのかもしれないと、今改めて思う。あまりお手伝いができなかったことが本当に悔やまれるけれど、私の知っている人たちがこの様な非常に質の高いシンポジウムをこの社会に提供してくれたことが本当に嬉しい。

この日から私の中の「アウト」センサーが敏感に稼動していて、会話の中でどこに「アウト」を示せばよいのかだんだんとわかるようになってきた、セクハラを温存しない社会、セクハラに苦しまなくていい社会になるために、「私」はどういうアクションをするか、まだまだ気がつくだけでムカついたり、溜め込んだり、パートナーの方に愚痴をぶつけたり、そういうことしかできていない「私」だけれども、社会とこれからも関わっていくのだから「私」の中で何が「アウト」で誰にそれを知ってほしいのか、生きていく中でもっと積極的に考えて行動していきたいと思った。



以下はリンク:
「メディアに紹介されたジェンダラス・シンポ」
http://okinawaforum.org/disagreeblog/reports/
「キャンパスセクシャルハラスメントに合意してない」
http://okinawaforum.org/disagreeblog/2008/07/post_65.html
  

Posted by shinakosan at 14:37Comments(0)TrackBack(0)本日のshinakosan

2008年07月25日

【辺野古:海の幸の日のご案内】

ねーねー。
明日暇な人、辺野古に行った方がいいよー!

辺野古の海の幸食べたぁーい、
おばーのぜんざいも食べたぁーい。
ボートに乗って海からキャンプシュワブ睨みたーぁい。

リサイクルショップでショッキングピンクの海用のブーツ買いたいなぁー!
              それから防水のXactiも今年こそは手に入れたいなぁー!

              辺野古って、いつも私を「その気」にさせてくれる☆
              辺野古大好き!戦争大嫌い!








【辺野古:海の幸の日のご案内】

明日、26日(土)におばぁ、おじぃと一緒に“辺野古:海の幸の日”を開催します。

テントの目の前に広がるすばらしいい海から、たくさんの幸を得て、
辺野古の人達、沖縄中に人達は暮らしてきました。
その辺野古の海で取れた、恵みをもう一度味わい、
楽しみ、確認していこうと辺野古テントに座る有志が発案し、
今回の会が催されることになりました。

魚を中心に素敵なごちそうがならぶ予定です!
いま、連絡が入りました!おばぁ達は「ぜんざい」を作ろうとも考えているようです!
おたのしみに!是非ご家族と共においで下さい!
時間は、正午スタートで午後2時くらいまで雨天、台風決行です。

海上の様子を見てですが、船、いかだも出す準備をしています。
ぜひぜひいらしてください!
また、先日もご案内しましたが、来週より午前中にいらした方々に、
大浦湾と辺野古を船でご案内します。

天候や海上での緊急行動などがある場合はそちらが優先されますが、
長島、平島に上陸したり、
運が良ければ、サンゴをのぞき見たり、出来るはずです。

海上では、カヌー、他の船で基地建設のための調査を止めるため、
いろんな動きをしますが、皆さんをご案内する船は、
それには参加せず辺野 古大浦湾を見て、
環境のすばらしさと現在行われている作業、陸上工事の現状、
キャンプ・シュワブ、海上保安庁の動きなどをご覧いただきます。

詳細は命を守る会事務所0980-55-3131に問い合わせてください。
県議会議決を受けて、あらためて新しい強大な軍事基地の建設を止め、
ジュゴンの棲むことのできる静かな海を取り戻すため、
出来る限り!あらゆることをしていきたいですね!

辺野古も、いろいろなアイデア、意見を取り入れながら変わろうとしています。
しばらく、足が遠ざかっている方もどうぞのぞきに来て、
知恵と力を貸してください!!

座り込み、海上での見学に参加される方は日差し対策、
水分補給等の準備をお願いします。
特に海上に出る方は、足元水に濡れることもありますので、
運動靴、海靴などがあればベストです。


辺野古浜集会より
  

Posted by shinakosan at 16:25Comments(19)TrackBack(0)沖縄

2008年07月25日

「ヘイゼル」の正義を求める7/26キャンドルナイト行進





沖縄はレイプ加害の島だ。
戦時中は日本軍人が朝鮮人を、
現在はアメリカ軍人がフィリピン人を、
レイプという最悪な犯罪で犯している。
軍隊とレイプは密接な関係にある。
イラク戦争でもアメリカ兵がアメリカ兵を犯している。
汚い手をどけろ、レイプを正当化するな。
軍隊とレイプは密接な関係にある。
レイプはいらない、一つも。
レイプの定義を緩和する軍隊はいらない、一つも。
私(沖縄人)はもうこれ以上レイプに加担したくない。












「ヘイゼル」の正義を求める7/26キャンドルナイト行進

集合時刻: 6:30pm 
コザ・ミュージックタウンにて

キャンドルナイト行進開始:7:00pm
白系の服を着て、ろうそく持参でお越しください。

レイプは性に対する犯罪であり、現代社会において決して許してはならないものです。
私達にとっても大切です!沖縄在住フィルピン人及び私達沖縄女性は、
暴力的な米兵の暴行を受けた21歳のフィルピン人女性、
「ヘイゼル」の正義を求める嘆願を支援します。
私達にとっても大切なことです
ー何故なら、私達は彼女の訴えを信じているし、
私達自身も正義と平和を求めているからです!
沖縄での長い性犯罪の歴史はヘイゼルで最後にしましょう。
ヘイゼルを 支援するためにも、
また、これまでに暴行や性的暴力の被害を受けた方の為にも、
キャンドルナイト行進に共に集いましょう。

詳しいお問い合わせは、以下にご連絡ください:
ヘイゼルの正義を求める実行委員会080-3187-3936
または090-9102-3617 (英語のみ)
基地・軍隊を許さない行動する女たちの会098-864-1539



Rape is a crime against gender and should not be tolerated in a civilized society...

7/26 candlelight march
Assembly Time: 6:00 PM,Koza Music Town

Candlelight March starts at 7:00 PM
Please wear white and bring candles.

We Care!Filipinos, Japanese & Americans in Okinawa support the cry for JUSTICE for “HAZEL”, a 21-year old Filipina…a victim of rape by an abusive U.S. military soldier. WE CARE because we believe her and we are promoters of JUSTICE and PEACE!

We Care to all women who were victims of sexual violence. Sexual Violence is Violence, No matter who is the Victim, No matter who is the Perpetrator. Let Hazel be the last in a long list of victims of gender violence in Okinawa.

JOIN US in a candlelight march in support of Hazel and other victims of rape and sexual assault.

For further information, please call:
JUSTICE FOR HAZEL TASK FORCE08031873936 or 09091023617
Okinawa Women Act Against Military Violence098-864-1539
  

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2008年07月24日

歪曲巡礼

http://www.e22.com/shing02/



高江の森に夜をもたらし
生きた化石のヒカゲヘゴを闇に包んだのが
カクマクシャカだったとすれば
彼が見せ付けたその自然なまでに漆黒の緑や
リズムを覆うその日が落ちてなお森に木霊す虫のざわめきは
彼の形成する空間の言論を支持するだけでは飽き足らず
足音を立てずのっそりと後ろから着実に距離を縮め迫ることで
欠けた月のそのかけらが見えずとも絶えずそこに在ることを
人々に知らしめ絶望の現実に寄り添う手立てを私にくれた
その張本人だという主張を否定できる者はいないだろう

カクマクシャカのもたらしたあの闇に生かされ
音と言霊が支配する行間が奏でる未来を
刻む夜が始まるとともに押し寄せる恐ろしいほどに美しい
そのクワズイモの光沢が作る道筋を歩いたのはEmi Meyer
女を包むその繊細なラインとは裏腹な太い色香を発す確信犯
声に弾かれた空に広がる甘美な星屑が零れ落ちたのか
あるいはフェアリーテイルに描かれるフェアリーだというのか
DJ ドラムと登場人物を増やしながら彼女はある一点を目指した
到達するその点は期待値を裏切れないほどの確かさで
音を集めては闇に緊張感ある熱を帯びた光を放った

マイクを握る前から場を圧倒するその鍛錬された気
認識するアートマンと内なる他者梵我一如を許すのか
人々は圧倒されることだけに全神経を集中させ空気に入り混じり
その指の隙間から零れ落ちる雫の如く放たれたバイブに身を預け
ある者は眼を瞑りまたある者は天を仰ぎしゃれこうべを上下させ
感じることで深刻な深紅の夜を官能的に堪能しようと息を呑む
見事なまでのリリック耳に注ぎ込まれる言葉の波を辿ればShing02
森の使者コガネが指先に舞い降り歓迎の舞を舞う
男の解き放つ光が森に宇宙を引き寄せた
私がいるのは森かそれとも・・・












・・・難しいからShing02ごっこはこの辺でやめよう。
とにかく凄かった、「ヤバイ」以外の言葉を知らない私は「ヤバイ」を連発。
「才能」という完成図があるとすれば、彼は「才能」そのものだ。
私にとっての日本語を操る人間の最も美しいアウトプットの形なのかもしれない。
言葉に乗せる、あるいは隠す「概念」というものを、
かみ締めるほどに味わわせてくれるShing02のライブを味わえるなんて!
それにしても高江の森はやっぱりすごい「ヤバイ」。
やっぱり森の深いところから聞こえてくる音は、
これから死を迎える沢山のイラク人に思いをはせ胸躍らせるオスプレイの爆音ではなく、
声帯を動かし空気を口蓋に当てたり歯で摩擦したり舌を上下させたりして生まれてくる、
加えて、手や足や頭や体を動かすことで鳴く、
思いつく限りの声や言語や楽器や拍手やステップや衣擦れの音がいい。
そしてそれが可能なのも、
今日も何も言わずに見返りさえ求めずに酸素を供給し水を蓄えてくれる、
高江の自然があるからだということを私はもっと自覚して生きたほうがいいのかもしれない。
Shing02本当に「ヤバイ」これからますます注目しちゃおう。  

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2008年07月23日

2008国際反戦デー・アピール文

「63段目にいるとする」

ここに一つの梯子があるとする。
沖縄戦を生き延びた人たちが梯子をかけ、
毎年一段ずつ増やしては、丁寧に一段ずつ上ってきたとする。
私たちは63段目に、私たちは63段目にいるとする。

「ここは平和か」と、誰かが呟いた、
「ここは平和なのか」と繰り返す。
答える者は誰もいない。
ひたすら、次の年がきてまたもう一段梯子を上るのを待つ私たち。
「沖縄の歴史は」と、先ほどの誰かが切り出した。
「植民地の歴史は植民者が自在に操れるのか」、
その誰かの声は震えていた。
梯子にいる誰もが、
不安と不満に体を占領され両手で梯子を揺らし叫んだ、
「軍は住民を守らなかった」「軍は住民を守らなかった」

沈黙が梯子を支配した、我に返り梯子を摩る私たち。
「私は梯子をかけた」と、一人の老人が言った。
「焼け焦げた大地に、一つ残った左手で、私は梯子をかけた」と、言った。
「私も梯子をかけた」と、他の老人たちが口々に言った。
「生き別れた両親を捜しながら、私は梯子をかけた」
「マラリアの体を起こして、私は梯子をかけた」
「死んだ赤ん坊を背負いながら、私は梯子をかけた」
「私は梯子をかけた」「私もかけた」「私も梯子をかけた」「かけた」

「私は、私は梯子をかけてない」と、子どもが言った。
「私は、初めから梯子の上だ」そう言って梯子にぶら下がった。
足を絡めて逆さになり上手に梯子にぶら下がった。
あちらこちらの子どもたちが次々と、逆さになってぶら下がった。
そのうち誰かが大声で言った。
「ごらん、梯子は繋がっている、ずうっと下まで繋がっている」、と。

私たちはその梯子の63段目にいるとする。
63段の長い長い梯子の下には、梯子を上れなかった人たちがいるとする。
梯子をかけた私たち、梯子を上る私たち、梯子に生まれた私たち、
梯子の下の私たち、梯子を繋ぐ私たち、梯子を受け継ぐ私たち。
梯子がかけられたその大地と、かけられたその梯子と、
私たちは繋がっているとする。
私たちは自らの手でその梯子を繋いで行く。

誰かが言った「ここは平和なのか」
子どもが言った「私は、平和が欲しい」
  

Posted by shinakosan at 01:59Comments(3)TrackBack(0)

2008年07月22日

民の力、自然の祈り。



2008年6月9日の沖縄県議選。

古臭い米軍基地は汚染されたまま沖縄に返して、
最新鋭の基地をジュゴンやサンゴの海に日本政府の税金で作ろうという普天間移設問題に、
「ありえない、やめろ!」とまともな声を上げ腰も上げた人たちがたくさん選ばれ、
与野党逆転をしたその選挙の、その次のニュース。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date5&k=2008071800712
時事通信社 時事ドットコム

普天間移設反対を決議=野党の賛成多数-沖縄県議会
沖縄県議会は18日午後、日米両政府が進める米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)を名護市のキャンプ・シュワブ沿岸部に移設する計画に反対する決議を、社民党系会派や共産党など野党の賛成多数で可決・採択した。現在の移設案への同県議会の反対決議は初めて。決議に拘束力はないが、仲井真弘多知事の対応に微妙な影響を与えそうだ。
同日採択された決議と意見書は、代替施設の建設について「基地の過重な負担と固定化につながる」と指摘。「大規模な埋め立てによる環境破壊につながる新基地建設には断固反対」として、日米両政府と仲井真知事に移設断念を求めている。(2008/07/18-17:27)


選挙以上の喜びで、「やった!」と声に出して言った。
すごくすごく嬉しかった、民の力だ。
私の一票がこうやって力になるというシーンを、私は初めて見た。
私、できる子かも。

嬉しくなった次の日の読売一面、美しい写真とともにこんな記事。
民の力を見た自然の祈り、そう、祈りに違いない。

http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20080719-OYT1T00599.htm
読売新聞 YOMIURI ONLINE

沖縄・名護大浦湾のアオサンゴ群落、国内最大規模と判明
沖縄県名護市の大浦湾で見つかったアオサンゴの群落が、国内最大規模であることが、日本自然保護協会など自然保護団体と国士舘大の共同調査でわかった。
群落があるのは米軍・普天間飛行場の代替施設予定地から約4キロ・メートル離れた海域。
調査の結果、群落は水深2~14メートルのなだらかな岩壁斜面を覆い、幅約30メートル、長さ50メートル、高さ12メートルの範囲で密集していた。
世界有数規模の群落として知られる石垣島・白保のアオサンゴ群落が点在しているのに対し、1か所の固まりとしては白保より規模が大きく、面積は約1000平方メートルにも及ぶこともわかった。(2008年7月19日21時22分)


2008年国際サンゴ礁年の今年に、
日本最大規模のサンゴ群落をアメリカの基地のために埋め立てるのか、
それも日本人が払った血税2500億円で?
沖縄中の白い砂浜を返上して?

私の気持ちはこう、「ありえない、やめろ!」。
民はNOを突きつけた、自然は祈った、さぁこれからどうなる?
ちなみに沖縄県知事はこうコメントした。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date5&k=2008071800978
時事通信社 時事ドットコム

移設反対決議「誠に残念」=沖縄知事
沖縄県の仲井真弘多知事は18日夜、県が政府と協議中の米軍普天間飛行場(宜野湾市)移設案に反対する決議が県議会で可決されたことについて「県の考え方が十分にご理解いただけず、誠に残念」とのコメントを発表した。(2008/07/18-21:38)


今、県の考えは「ありえない、やめろ!」だから、この知事のコメントこそ誠に残念。
なぜご理解いただけないのか。
知事は知らないかもしれないけど、
日本人にとっての沖縄のイメージはもはや「きれいな海」ではない。

http://ranking.goo.ne.jp/ranking/011/okinawa_spot/
(gooランキング - 07月19日 10:11)

沖縄県と言えば浮かぶことランキング
1 ゴーヤー
2 首里城
3 ひめゆりの塔
4 泡盛
5 ちんすこう
6 シーサー
7 きれいな海
8 沖縄美ら海水族館
9 ハブ
10 沖縄そば


上位5位に入らなくても、私は「きれいな海」の代名詞が沖縄であって欲しい。
宮崎でもできるゴーヤーや国営の首里城でアピールする沖縄だけでは沖縄人は潤わない、
沖縄は文化や自然を消費しながら持続できない形で沖縄を提供していやしないか。

日本中どこを探しても見つからない「きれいな海」のサンゴ群落の一つを、
なくしても構わないと言うだけでは足らず、
移設反対を決めた議会を指して「誠に残念」と言う知事に、
私は「ありない、やめろ!」と言いたい。





写真は、
「沖縄の米軍基地と環境破壊~ジュゴンの住む美ら海が危ない!沖縄の自然を軍事基地建設から守るために~」
のサイトhttp://www.h4.dion.ne.jp/~nelly/bases/Okinawa.htmlより。
このページ日本語も英語もあっていい感じ。
  

Posted by shinakosan at 09:26Comments(3)TrackBack(0)ニュースの箱

2008年07月18日

shing02初来沖決定!!「歪曲巡礼 沖縄公演」

きたぁァァーーーーーーーーー!
行かなきゃ行かなきゃ。私は山瓶に行く!!







shing02初来沖決定!!「歪曲巡礼 沖縄公演」


詳細はコチラ!

http://kakumakushaka.com/archives/2008/000955.php



中指で塞ぐ銃口…、隔たりをかき消す音楽が宗教」("銃口") と謳う
Shing02 の全国巡礼が始まる。
6月18日公開が予定されている6年ぶりの長編大作、
日本語アルバム「歪曲」発売に伴う全国ツアーでの初来沖が大決定。
さらに沖縄からはメッセージ性の強い音楽で、加藤登紀子、坂本龍一など
様々な世代もジャンルも越えて支持されるMC・カクマクシャカ がサポート出演。
shing02 http://www.e22.com/shing02/index.htm
歪曲 http://www.maryjoy.net/y-kyoku/



2008/07/21(月・祝) at 那覇桜坂セントラル
「shing02初来沖・歪曲巡礼 W/カクマクシャカ」

open 18:00 / start 19:00
前売チケット: 2,500円 / 当日: 3,000円 (税込み / ドリンク代別)
出演・Shing02 (mc), DJ A-1 (turntables), 山口元輝 (drums),
   Emi Meyer (keys, vocals), カクマクシャカ(mc)

プレイガイド:ナハシティレコード(那覇)tel.098-869-0188、
       ストロベリーマーケット(北谷)tel.098-936-7877  
       TSUTAYA新都心店(那覇)tel.098-860-1316



2008/07/23(水) at 東村高江 山瓶

open 18:00 / start 18:30
メール予約のみ: 2,000円 / 当日: 2,500円 (税込み / ドリンク代別)
出演・Shing02 (mc), DJ A-1 (turntables), 山口元輝 (drums),
   Emi Meyer (keys, vocals), カクマクシャカ(mc)

メール予約のみの受け付けになります。
mail@kakumakushaka.comに公演名とお名前、予約枚数をお送り下さい。
  

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2008年07月15日

アメリカ先住民の子どもたち

BOOK REVIEW


アメリカ先住民の子どもたち―父さんは太陽、母さんは大地
アーリーン・B. ハーシュフェルダー (編集), ビヴァリー・R. スィンガー (編集),
Arlene B. Hirschfelder (原著), Beverly R. Singer (原著), 愛川 信子 (翻訳)
明石書店 (1997/03)



「ネイティブオキナワンの私」
というアイデンティティを語りたい私にとって、
ネイティブアメリカンの子どもたちが書いた、
その全ての一つ一つがいちいち涙が出るくらいに感動的だった。
訳の仕方からしてきっとこれらは、
英語で書かれたものを和訳したのだろう。
ネイティブアメリカンの子どもたちは、
ネイティブオキナワンの子どもたち同様に、
ネイティブの言葉を話せない。
言葉、祈り、衣装、習慣、思想、思考、
動植物、土地、夢、歴史、身体。
そういうものを取り上げられた私たちネイティブの子どもたちは、
それでもネイティブネスを欲しいと思っている。
完璧に出来ない誰かの真似をして生きることに、
恐ろしいほどの息苦しさを感じている。
私が私のネイティブネスを手に入れられるのはいつだろう。
  

Posted by shinakosan at 04:16Comments(7)TrackBack(0)本日のshinakosan

2008年07月15日

ガソリン

私が免許取立ての頃、
ガソリン安い合戦があった頃、
1㍑=68円で入れた事があったけど、
今日なんとガソリンは、
1㍑=181円になっていた!!
時給は1円たりとも上がっていないのに!!
アルバイトで生計を立てている私、
こりゃーもう大変な事態です。
バス通学とバス通勤すると、
実は、もっとお金がかかるし、
バスは時間が不規則で微妙だから、
退学や解雇される可能性がある。
どうすりゃーいいんでしょうか。   

Posted by shinakosan at 02:49Comments(0)TrackBack(0)本日のshinakosan

2008年07月14日

蓮祭り

東南植物楽園蓮祭りというのをやっておりました。


朝のひと時をすっごく贅沢に過ごしてしまいました。
本当は1000円もする入場料金ですが楽園会員になると800円、
だけどランチブッフェをするなら入場料とランチ合わせて1365円なので、
ランチタイム前後に行くならそっちの方がいいと思います。
子育て支援新マミーベイビープランというのがあるそうで、
0歳~3歳のベイビーとそのフェミリーは入場無料になるらしいですよ。

それにしても20年ぶりくらいに行きました東南植物楽園。
小学生のころは近くに住んでいたので、よく来てたんです、
キョンシーが来沖した時のイベントもここだったと思います。

さて、蓮祭り。


椰子に囲まれた池の中を埋め尽くす、睡蓮、蓮!
睡蓮は水面にぷっかり浮かんでいて葉は水を弾きません。
蓮は水面からにょっきり茎をのばしていて葉は水を弾きます。


バンの親子が睡蓮の葉の上や横で楽しそうに遊んでいました。
トンボも蝶も蜂もヤゴも鯉もおたまじゃくしも毛虫も蜘蛛もいました。
蓮のジャングルの中をゆったり散歩するのはとっても楽しかったです。


蓮を一通り満喫した後は、園内をぐるりと散策。
私の庭にあるアセロラやクロトンやブーゲンビリアや月桃やハイビスカス、
おばーちゃんの家にあるシークワサーやバンシルーやパパヤーやバナナ、
当たり前に知ってるそれらもそういえばだんだん都会から姿を消しています。

道に生えていてよく見るのに名前を知らない草木の名前を覚えたりもしました、
そうやって草木の名前を意識しながら歩いていると、
日常の私がいかに自然を無視した生活をしているかが分かります。
私の人生にはさほど必要もなく実際に見たこともない芸能人の名前は知ってるのに、
毎日私に新鮮な酸素を提供してくれるあの草木の名前を知らないなんて。

名も知らぬ木々をどんどん切っては道路を作るのも(高江にヘリパッドを作るのも)、
もしかしたら自然と無関係だから出来ることなのかもしれません。
私にひ孫が出来る頃には東南植物楽園に行かないとデイゴが見られない、
とかいう時代になったら嫌だなと思いました、そういうの怖いですよね。
今からどんどん草木の名前を覚えて、自然と密接な関係性を作って生きたいです。

そういえば、東南植物楽園のブランドBocca・Shushuというのがありました。
すごくキュートな藍染で、紅型の基となった中国の伝統工芸で作っているそうです。
中国文化を上手に取り入れて作った沖縄のデザインをもう一度中国に持ち込み、
中国と琉球の職人の手で現代人が「懐かしい未来」を着こなせるように、
一つ一つ丁寧に手間をかけて作っているそうです、確かにそういう香りです。
お値段は確かに高いけれど、いつか着てみたいなぁと思いました。

そうそう。東南植物楽園といえばやっぱりアレですよね。


ぎゃー、20年前と変わらずアグレッシブな鯉。芥川龍之介の蜘蛛の糸?
確か蜘蛛の糸のお釈迦様は蓮に乗っていたと思います、蓮繋がりですね。   

Posted by shinakosan at 13:34Comments(6)TrackBack(2)本日のshinakosan