2007年08月10日

生まれ島の惨状

生まれ島「沖縄」に戻ってきて一月弱。
沖縄というのは本当に悲惨なところなのですね。

 
3年前に沖縄国際大学に落ちたヘリの整備士四人の名前はプライバシー保護法を根拠に公表されず、氏名不詳のまま書類送検するも不起訴になり、

米軍装甲車がUターンを理由に無断で県立高等養護学校に侵入した問題で再発防止を求めた矢先に今度は県立前原高校に米軍車両が無断進入し、

小池防衛相が県に対し、北部振興事業の執行には環境アセスメント受け入れなど移設作業の進展(つまりは辺野古の合意)が必要との考えを示した。


「沖縄」とはこんなにも惨めな島だったのですね。


ブログでお世話になっているokinawa_maxiさんのHPNo More US Basesで、SACO合意、1966年から計画があった辺野古海上基地計画、環境アセス法違反、日本が公開したがらないオスプレイ、米軍の安全基準に会わない普天間基地、等について勉強させてもらいました。

彼のブログやHPは、確りとしたソースの提示と、分かり易い解説、彼自身の明確な意見が書いてあり非常に質が良く、「沖縄」を追いかけるのに最適だと思うので興味のある方は是非是非訪ねて見て下さい。


外にいたら大声で言えた「沖縄」の色んな事、島で同じように言うのは決して容易でなく、会社や婚姻の制度に組み込まれてれていないモラトリアムな私でさえ口噤む事の多い毎日ですから、大人の大半はあえて「沖縄」の色々を口にしないのかもしれません。

けれど糸数ケイコや山内トクシンを選出させた大人たちですから、多くの人が「沖縄」の惨状に気が付いているのだと思います。これをどう表現していくかが島に住む私達の考えないといけないことなのでしょうね。


ちょっとでもいいから出来ることをしてみたい気持ちで一杯になりました。あまり良いニュースがない中で教科書検定問題で超党派による県民大会の実施が決まったニュース、興南高校が甲子園一回戦を突破したニュース、それから同じ道場で稽古した剣道の後輩達がインターハイで活躍したニュースはやっぱり嬉しかったです。


いつか生まれ島が癒しの島になりますように。




Posted by shinakosan at 03:43│Comments(2)
この記事へのコメント
shinakosanへ

トラックバックしていただき、ありがとうございました。
旅行者として沖縄へ行くと
海のきれいな南国ということにはしゃいでしまって
沖縄の方々の現在の苦労や惨事を見逃しがちになってしまいますが、
基地のフェンスを間近で見ると
日本人として知らなければならないことがある、とはっとさせられます。

住む方々にとって、癒しの島になる日が来ることを祈ってます。

yu-yu
Posted by yu-yu at 2007年08月14日 11:11
>yu-yuさん
 素敵な旅の描写をありがとうございました。外の目で沖縄の美を見ることは、沖縄の自然や文化を再確認・再評価してこれ以上の破壊を食い止めるというよい勉強になります。学ばせてもらうばかりでなく、私達が県外の方々に発信できるのは、リゾートを前面に出している雑誌では伺うことの出来ない沖縄の基地の現状かしら?って思っています。日本という国家の問題だからみんなで考えた方が効率もいいしね!っても思ってます。コメントくださってどうもありがとうございました!
Posted by shinakosanshinakosan at 2007年08月14日 15:56
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