2009年08月18日

沖縄で骨髄移植ができるように!

白血病を患い闘病中の友人に教えてもらいました。
私もドナー登録しているけど、こんな現状があるとは知らなかった!



沖縄県骨髄バンクを支援する会」によると、
ドナー登録に焦点を当てた場合、
沖縄県は人口当たりの登録率は全国平均の3倍だけど、
県内では骨髄移植をすることができないとのこと。
理由は骨髄バンク認定施設が琉大病院しかないため。
提供施設と移植施設は分けることになっているのに、
県内には琉大、一施設しかないので、
ドナーか患者かのどちらかが県外に行かないといけないそう。
沖縄は島国なので、飛行機に乗って県外までいかないといけない、
それだとドナーにとっても患者にとっても時間やお金がかかってしまい、
とくに患者が県外に行くというのは体力的にも精神的にも負担が大きい。
さらにさらに、今のところその唯一の琉大病院さえも専門医が辞めてしまい、
県内では骨髄バンクを介した移植は難しくなってるとのこと。

この現状を周知して、県知事に対し、
琉大病院の骨髄移植体制を立て直すこと
県立南部医療センター・こども医療センターを認定施設にするべく、
 専門医を増やすなどのアクションをおこすこと

以上二点を求めて、署名活動を展開しているそうです。
まだまだたくさん署名が必要とのことなので、お誘い合わせの上ご協力ください!

署名用紙はこちらでダウンロード。
http://www.marrow.or.jp/okinawa/nintei-youbousho.pdf
署名送付先は、〒900-0002那覇市曙3-11-1-804



沖縄県内で骨髄バンク認定施設取得を求める要望書

仲井眞弘多 沖縄県知事 殿

沖縄県内の骨髄バンク認定施設は唯一琉球大学附属病院だけです。しかし、同病院の血液移植専門医師複数名が続けて辞めたため、県内での骨髄バンクを介した移植及び採取が困難となっています。

また、骨髄バンクを介した移植では、採取は別の施設ですることになっており、従来から県内ドナーが県内患者に提供する場合は、どちらかが県外にいく必要がありました。本県は離島県のため、隣県でも陸路では行けず、取り分け患者及び家族の精神的、経済的負担は他県に比べ大きくなります。

つきましては、骨髄移植が必要となった県民の負担を軽減するため下記のことを要望いたします。



1.県立南部医療センター・こども医療センターが早期に日本骨髄バンク認定施設となるための施策を講じる(血液腫瘍専門医の増員等)。 骨髄バンク認定病院の基準は過去3年間で10例以上の同種骨髄移植の実施経験等の厳しい条件があり、移植を円滑に実施して認定取得するためには県を上げての取組が必要です。

2.琉球大学附属病院が骨髄移植体制を再構築するよう働きかける。




Posted by shinakosan at 05:41│Comments(706)
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沖縄では、骨髄提供者と患者さんが同じ県内だった場合、骨髄移植を県内で受けることができないという理不尽なことになっているんだそうです。また、県内唯一の認定施設が、医者さん...
Bone marrow transplantation in Okinawa【クイナハウス】at 2009年08月23日 16:54
この記事へのコメント
shinakosanさん、こんばんは。

 こんなことになってるなんて知らなかったです。情報ありがたいです(__) これは改善していかないといけないですね。私も登録していますが、友人も実際ドナー提供を経験していて詳しい話は知っています。

 しかし残念です。

|また、骨髄バンクを介した移植では、採取は別の施設ですることになっており、従来から県内ドナーが県内患者に提供する場合は、どちらかが県外にいく必要がありました。

 これを杓子定規に運用しているんだなんて。本来は実情に合わせて柔軟な対応が取れる筈のものなのではないかと感じて仕方ないのです。県内に一か所しかないなら、この規定から除外される合理的な理由になる筈ですから。

 しかし県立南部医療センター・こども医療センターが日本骨髄バンク認定施設になることも賛成です。それが一番いい筈ですね。
Posted by Jitoh at 2009年08月19日 23:17
>Jitohさん
 そうですね、特例と言う手もあるかもしれません。
 しかし骨髄バンクを介した採取・移植の場合は、やっぱり、 
 「匿名性」というのが大事になってくるんじゃないかと思います。
 未来のことを考えても二つの認定施設を持つことは重要かなと思います、
 今はたった一つの施設もうまく回っていないということですから、
 患者さんやドナーさんのことを思えば少しでも早く!ですね!!
Posted by shinakosan at 2009年08月20日 08:06
shinakosanさん、こんにちは。

 仰る通りです。匿名性の問題については、同一施設内でも、運用を工夫すれば何とかなるのですが、人為的なミスも多いので、避けたいですね。
 私も記事にさせていただきました。医療過疎の問題全般に言えますが、この記事、多くの方の目にとまるといいですね!
Posted by Jitoh at 2009年08月23日 17:07
>Jitohさん
 本当ですね、ゆいまーるでソフトができててもハードが整ってないばかりに移植にこぎつけない、なんてことが起ると本当に大変なので、少しでも多くの人が現状を知ることでベターな環境をつくるためのアクションをとれますように。
Posted by shinakosan at 2009年08月23日 19:54
こんばんは、SINAKOSANさん。

 記事とはほとんど関係のない話なんですが、沖縄のインフルエンザ、新たに3人重傷だそうです。沖縄県の対策、大丈夫なんでしょうかね。
 先日の新聞記事には、感染して自宅療養が出来ない観光客の為にホテルを借り上げるなんてありました。この対策はあって当然だとは思うんですが。でもこれがニュースで県が行う対策として一番最初に目につくって、観光収入第一って感じがして、イチ沖縄県民としてはユクジューサヌフージーして面白くなかったりします。
 さて9月に入ると旧盆あるし、秋の祭りイベントが多くなって、人との接触が増えるんですが。県はこの緊急事態にどのような対応を取るのでしょうかね。
Posted by いちげん at 2009年08月25日 01:05
>いちげんさん
 本当ですよねー、重体になった方々が早く良くなることを祈るばかりです。
 県の対策も本当に大丈夫か―?という感じですね、
 観光客フレンドリーな態度をとるのは当然のことでしょうけど、
 県民はどうなるばー?という不安でいっぱいになりますね!
 県の新型インフルエンザ対策を見ても、
 当たり前のことしか書いてないし、告知と言っても、
 ニュースがやる程度で県として県民に呼び掛けてる感じはしませんね。
 いちげんさんがおっしゃるように、お盆もあるし、
 シルバーウィークというのもくるし、予防に全力注ぎたいところです!!
 今かかってる皆さんが早くよくなりますようにー!!
Posted by shinakosanshinakosan at 2009年08月25日 08:09
こんばんは、SHINAKOSANさん。

 いま沖縄の新型インフルエンザの感染者数が他県にくらべて突出して多いんですよね。一つの数字で表せば、8/10~16の1週間のインフルエンザ報告数が全国で7750。そのうち沖縄は1717(22.2%)。これはちょっと・・他県と同じ対応ではやばいでしょ。
ワクチンが出来るまで、なるべく感染スピードを遅くする対策を県が先頭きって打たないと・・・!県民も危機感もってついて行かないぞって思うんですが。たとえば今回のホテル借り上げニュース、これを発表をする前に、ある銀行さんがマスクで窓口業務を行うように、「観光客と接する仕事の方はなるべくマスクを着用してくれるよう御願いします」なんていう通達を発表すればよかったのにと思います。

 私はこれからは咳がでたら必ずマスクするようにしますよ。人に移すのが一番怖いですからね^^。
Posted by いちげん at 2009年08月25日 22:56
>いちげんさん
 インフルどうなりますかねー、ワクチンの問題も出てきました。
 日本などの「先進国」が「発展途上国」に割り当てられたワクチンを、
 「お金」で買いあさってるという情報もたくさん入ってきています。
 まずは手洗いうがいマスクなど、私たちはできることからやっていきましょ!
 それにしてもインフルにかかってしまった皆さんが、
 少しでも早く回復しますように、本当に早く治りますように!
Posted by shinakosan at 2009年08月28日 09:35
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