沸点

shinakosan

2007年06月22日 20:52

■教科書「集団自決」削除要求、沖縄県議会が撤回求める(読売新聞 - 06月22日 11:35)

文部科学省が、高校日本史の教科書検定で沖縄戦での住民の集団自決に「日本軍の強制があった」とする表現に検定意見を付け、修正を求めたことに対し、沖縄県議会は22日、検定意見の撤回を求める意見書案を全会一致で可決した。
午後、議員団が上京し、同省に要請する。
意見書では「集団自決が、日本軍による関与なしに起こり得なかったことは紛れもない事実」とし、「筆舌に尽くしがたい犠牲を強いられた県民にとって、今回の削除・修正は到底容認できるものではない」と批判。沖縄戦の実態を正しく伝え、戦争を再び起こさないため、文科省が検定意見を撤回し、記述の回復を速やかに行うよう求めている。



オキナワンの沸点はでーじ高い。
私たちは『平和ボケ』ならぬ『異常事態ボケ』した市民である。

基地反対の市民団体の抗議に自衛隊を動員されたりー、
環境調査で自衛隊員に珊瑚を破壊されたりー、
米軍のジェット燃料による土壌汚染を調査拒否されたりー、
福地ダムからペイント弾1500発が見つかるしー、
日本で使用禁止の劣化ウラン弾が1520発撃ち込まれたりー、
市民の畑からは実弾射撃訓練の時の弾が見つかるしー、
後100年でも片付けられない2500トンの不発弾とかー、
捕虜収容所時代から現在まで続く米兵のレイプ事件とかー、
沖縄国際大学には米軍ヘリが落ちるしー、
騒音被害の軽減と言ってから過去最高の騒音被害を出すしー、
久間はなんかあったら特措法と言うしー、
毎年1000件以上ある米兵の犯罪で慰謝料貰えるのは10人程度だしー。

コレが『癒しの島沖縄』。
コレがオキナワンの日常。
62歳以下の私たち沖縄県民は生れ落ちた瞬間からコレと隣り合わせ。

怒るべきポイントが沢山ありすぎて
オキナワンはどこで怒っていいのか分からなくなってしまった。

それにオキナワンだって毎日怒ってるわけにはいかない。
新聞読んで「なんでかねーおかしいさー」とは言うけれど
デートだってしたいし、模合にだって行きたい。

追い討ちをかけるように米軍と日本政府は絶妙に絡み合い、
沢山のお金と言う名の麻薬を添えて、
県民を『異常事態ボケ』という『ヤク中』状態に仕立て上げた。

そうやって麻痺していった
オキナワンはそうやっててーげー62年暮らしてきた。
「てーげーにやらんと生きていけないさーねー」と言い訳しながら。

だけどそんな沸点の高いオキナワンも、
『教科書から集団自決の軍命削除』には黙ってられなかった。
沢山の集会が開かれ、抗議行動が起こり、
市町村議会で次々話し合われ、
ついに沖縄県議会は全会一致で
『検定意見の撤回を求める意見書案』を通し文科省に要請する。

おい日本政府。
まさか『内政干渉』とか言わんよね?