Shinakosan is Okinawan

基地問題「包括的に解決」防衛相が沖縄訪問
（日テレNEWS24 - 09月25日 23:53）
就任後、初めて沖縄を訪問した北沢防衛相は２５日、沖縄・仲井真県知事と会談し、米軍・普天間基地の移転問題など日米の課題を包括的に解決していきたいとの考えを表明した。
　仲井真知事「普天間基地は非常に危険で騒音が激しい。町のど真ん中にある。県外や国外移転がベストだと思っている。しかし、現実的か？というこの一点だけだ。やむを得ず、（辺野古沖に）移さざるを得ないという選択に立っている」
　北沢防衛相「県政を預かる立場からすれば、一歩でも前進することが現実的判断だとおっしゃる気持ちはよくわかる。沖縄県民の実情を、今日、明日としっかり見せていただきたい」
　会談で、仲井真知事は、普天間基地の沖縄・名護市辺野古沖への移転を容認する考えを示すとともに、日米地位協定の改定に取り組んでほしいと要望した。これに対し、北沢防衛相は、訪米中の岡田外相から「クリントン国務長官との会談で、突っ込んだ話し合いをした」との報告を受けたことを明らかにした上で、「基地問題やインド洋給油活動などを含め、パッケージで解決していきたい」との考えを伝えた。
　北沢防衛相は２６日、普天間基地や辺野古沖の移転予定地などを視察することにしている。
普天間移設問題「早急に方向性出す」防衛相
（日テレNEWS24 - 09月26日 20:02）
沖縄県を訪問している北沢防衛相は２６日、在日アメリカ軍の普天間基地移設計画の見直しについて、「早急に方向性を出したい」と述べた。
　北沢防衛相は、普天間基地や、その移設予定地となる名護市辺野古などを足早に視察した。自公政権下では、沖縄県知事をはじめ名護市長も県内移設を受け入れていたが、先月の衆議院議員選挙では県内すべての選挙区で移設に反対する候補が勝利し、もはや沖縄県の声は一枚岩ではない。
　今回の訪問で、北沢防衛相はもっぱら聞き役に徹した印象を受ける。基地反対を掲げる社民党に配慮し、３党連立にこぎ着けた新政権。訪米した鳩山首相は「ベースの考えを変えるつもりはない」と話しているが、計画を見直せばさらに長い年月がかかり、住民負担が継続するジレンマもある。
　「（アメリカから）首相がお帰りになって外相と３人で、財務の問題もありますからそこは膨らむかもしれないが、早急に協議をして方向性を一日も早く出した方がいいと思っている」－視察後、北沢防衛相はこのように述べ、週明けに、アメリカから帰国した鳩山首相や岡田外相と早急に協議する考えを示した。
普天間基地の県外移設は厳しい～北沢防衛相
（日テレNEWS24 - 09月27日 03:32）
北沢防衛相は２６日、沖縄を訪問し、在日アメリカ軍・普天間基地を視察したが、県外への移設は厳しいとの認識を示した。
　新政権として初めて沖縄を訪れた北沢防衛相は、日米で合意した名護市辺野古沖の移設予定地や、住宅に隣接する普天間基地の現状を足早に視察した。また、自公政権下で県内移設を容認してきた沖縄県知事や名護市長らとも会談、市長らから「いたずらに問題解決を先延ばしにしないでほしい」との訴えを受けた。
　北沢防衛相はその後の会見で「（普天間基地は）一刻も早く移さなきゃいけないと実感した。県外へ移設、国外への移設となると、かなり時間がかかる」と述べた。
　一方で、鳩山首相は訪問先のアメリカで「（県外移設という）ベースの考えを変えるつもりはない」と語っている。北沢防衛相は２８日以降にも、鳩山首相の真意を確認し、岡田外相らと早急に対応を協議したいとしている。
　基地反対を掲げる社民党に配慮して３党連立にこぎ着けた鳩山内閣。マニフェストにも掲げた「基地の見直し」は一筋縄ではいかないという現実に、早くも直面している。